久しぶりのhidehello.com。こんにちは、ひではるです。
前の記事をパラパラ読んでみたらまぁまぁいいこと書いてた(笑)。だからそのまま再開というか続きを書きます。それが近況報告になると思うので。
話は2018年の12月に戻ります。僕は入社して1か月と少しの新人でした。それ以前のお話はこちらをどうぞ。
経理のおばちゃんとの出会い
もくもくと現場作業を続けている僕に、経理のおばちゃんが話しかけてきました。
経理「あなた元塾の先生なんでしょ?」
ぼく「はい」
経理「履歴書見たけど、TOEIC885ってすごいの?」
ぼく「まぁすごい方だと思います」
経理「それなら英語しゃべれちゃうの?」
ぼく「簡単な日常会話なら」
経理「あら、すごいじゃない!」
この経理のおばちゃん、入社した当初から僕の英語の資格を見て「こんな工場にいるのはもったいない」と何度も言ってくれました。僕はぼくで確かにそうだよなぁとも思いましたが、当時は精神的に参ってて頭を使いたくなかったのです。ほぼ人と会話をする必要がない工場の仕事が楽だった。
だから、もくもくと現場作業をしていました。
するとその働きぶりに目を付けたのが経理のおばちゃんでした。僕に新しい仕事を振ってくれたのです。その仕事は、取引先からの商品の入荷と出荷を管理する仕事でした。
入出荷管理の担当へ
この仕事は大きく3つやることがありました。1つは入荷した商品をすべてチェックしまとめること。2つ目は入荷した商品を現場が作業するための指示書を書くこと。3つ目は現場作業が終わり、出荷したものをチェックしまとめること。
シンプルなんですが、中小企業の弊社の場合、対応する商品が推定1万点はある(経理のおばちゃん談)そうなのです!取引先だけで30社はあって、毎日100点くらいの商品が入荷していました。
なんとなくおばちゃんが僕にこの仕事を振った理由がわかりました。頭を使えないとダメな仕事なのでした(工場内で大卒は僕だけ)。適材適所だったと思います。
僕も最初はやりがいのある仕事だと思っていました。だって推定1万点もある商品を管理し、自分が指示書を書かないと現場は動けないわけですから。そんな重要な仕事を入社1か月の僕にあっさり振る経理のおばちゃん(笑)。最初は僕を買ってくれているのかと思いました。10年以上働くベテランに認められたのだと。
運か悪運か?
しかし実際は、僕が入社したときはすでに有給消化に入っていた社員(女性)さんが、2018年の12月で退社することになってて、その人が入出荷管理を担当していて空いたポジションだったわけです(笑)。
でも、これ僕にとっては運が良かった。もしも入出荷管理の仕事がなかったら僕はもう工場を辞めていたかもしれません。それくらいできて良かった仕事です。
というのもこの仕事、完全にアナログで完結していました。未だに、紙と鉛筆とノートの世界でした(笑)。あぁ町工場ってこれでも生き残っていけるんだなぁと驚きました。そしてこれは変えないと!と思いました。
で、現場の作業をしながら、空いた時間をうまく見つけて入出荷の管理をする仕事を入社1か月くらいで始めました。
ただし!今後やりがいと共に僕の首をどんどん絞めていくのがこの入出荷管理とさらに経理のおばちゃんだということは、当時の僕は知りませんでした(笑)。
次回に続きます。