2018年の11月から新しい仕事を始めました。全くの未経験の仕事で、業種は製造業。元々は塾の講師なわけで、そこから工場に勤務するようになった経緯はこちらに書いてあります。

親友の死後の対立引っ越しバイトの終焉

 

ただ簡単に説明すると、流れが来たからそれに乗ってみようと思っただけです。たまたま自分の前に乗船可能の船がやってきて、自分もどこか別のところに移動したかったから乗っただけです。乗る前にその船は豪華客船ではなく、古ぼけた小型船だというのはわかっていました。それでも、自分が手漕ぎボート状態だったのでそれよりはましだと思ったのです。

 

それで僕は工場で働くことになりました。

製造部の助手として再スタート

最初は当然工場内で一番安全で簡単な仕事をさせられます。それは製造部の助手の仕事でした。例を書くと、何百個もある手のひらサイズの金具を所定の位置に配置するだけです。金具を移動させるだけなのでとても簡単ですが、もちろん全然面白くなんかありません。

 

でも、文句も言わず黙々とやっていました。

 

というのも経験的にこういう最初の最初で下手に自分の頭を使わない方がいいというのをわかっていたからです。英語も筋トレもそうでした。最初こそ自分のこだわりが強くなりがちですが、こういうときは精一杯受けに回るしかありません。観察して少しでも多く情報を吸収するのです。

 

というのも工場内の先輩たちから教わることもあれば、彼らが教えられないこともあることもわかっていました。先輩たちには見えていても、超初心者の自分には見えていないことは山ほどあります。これは経験の差です。でも逆に言えば、初心者の自分が必要だから見たいと思っていても、すでに先輩たちは無意識にこなしているため目に見えていないこともあるわけです。そういうのは教えてもらえません。質問をしようにも自分のレベルが低すぎて質問の仕方さえわからない。

 

だからもう最初は辛抱強く、単調でつまらない作業でも続けなければいけないと思っていました。そして実際にそうしていました。それができたのも英語の勉強をしてきたからです。基本的な文法や単語を覚えるのと一緒です。

 

そうやってコツコツと単調な作業でもやっていると何か学ぶことがある、と少し期待していましたが、実際はそんなことはありませんでした(苦笑)。

 

制限された作業と学び

例えば、1つのノルマをこなす時間を自分は計測していました。そもそもストップウォッチとかタイマー自体ない職場で、仕事量を計測しようというスタンスが全くない職場でした。それで僕がタイマーを導入しました。自分の1つのノルマがどのくらいの時間で終わり、それが継続することでどれだけ短縮できるかを計測していきました。

 

例えば100個の金具をこなすのが最初10分だったのが、翌週には8分になったとします。2分の短縮ができました。でも5分にはどう考えても現実的に難しそうです。たとえアスリートみたいにタイムを縮めて5分にできたとして、10分で2倍の200個をこなせるようになったとしても、体力は2倍にはならないし、就業時間も半分にはなりません。結局5分でできてもバテテしまってダメです。結局8分くらいの力で何時間も継続できる方がいいという結論になりました。

 

こうなっておしまいです(笑)。これ以上、仕事を向上させる余地がないのです(笑)。職人的な超絶技巧を身に着けるために日々やるような仕事ではないのです。誰でもできることをやらなければならない場合、それをどれだけ突き詰めても多くの学びはないと僕は思います。

 

工場のフォークリフト(まだ乗れない)をF1レーサー並みに超絶に乗りこなせるよりも、教習車みたく安全に着実に動かせる方が現場では必要とされるわけです。教習車レベルまでになったら、後は意識しないルーティンになります。大きな発見も学びもなくなります。

 

これまた英語と同じです。例えば中学英語をずっとやり続けても大きな発見がないのと同じです。中学生が運用できるだけのボキャブラリーと文法では英語に大きな制限がかかっています。その制限下でいくら学んでも大きな発見はありません。永遠に仮定法(高校英語のため)は使えないですし、複雑な言い回しもできません。

 

ネクストステップと仕事と英語

やはり次のステップに移らなければいけないのです。一つの島の探索が終わったら、そこを出発し別の島や大陸に漕ぎ出さなければいけないのです。

 

ありがたいことに、黙々と単調作業をやっていた僕には新しい仕事が振られてきました。それは僕にとってとても幸運なことでした。

 

仕事の場合、永遠に新しい仕事が振られない部署もあると思います。もう組織が固まってしまって流動性がない場合は、ずっと同じ仕事をしなければならないかもしれません。

 

英語だったら、自分で新たな分野に旅立つことができます。僕はこれまでそうしてきました。英語の場合、自身に開拓の精神があればどんどん新たな平野に立つことができます。筋トレも同じですね。自らが望めばどんどん先に進むことができます。

 

でも、会社という組織ではそう簡単にはいきません。自分が先に進みたくても組織がそう願わない場合があります。

 

その点、僕は運が良かったのです。新しい仕事がすぐに回ってきました。

 

その辺はまた今度。

つづきます。